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美術愛住館
〒
160-0005
東京都新宿区愛住町2-5
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TEL
03-6709-8895
OPEN
11:00-17:00
(入館は16:30まで)
CLOSED
月~木(「呼応する / Koō-suru」期間中)
展示替え期間
冬季・夏季休館日別途設定
過去展覧会
池口史子展 ―旅愁の歌―
2020年10月21日(水)~12月27日(日)
開館時間=11:00-18:00(最終入館は17:30まで)
休館日=月曜日・火曜日(ただし11月3日、11月23日は開館)
入館料=一般600円・学生400円(学生証提示)
このたび美術愛住館では、洋画家·池口史子の個展を開催いたします。
1943年に旧満州大連に生まれた池口は、幼い頃からクレパス画など強い絵が得意でした。1962年に入学した東京藝術大学では洋画家·山口薫教室に学び、1968年に同大学大学院を修了します。その後も制作活動を続ける中、1976年、通商産業省の官僚(当時)で作家でもあった池口小太郎(筆名·堺屋太一)と結婚。80年代末に夫と訪れたカナダの小麦倉庫を描いた《WHEAT POOL》シリーズで、一躍画壇の注目を集めます。風景、人物、 花を中心に詩情に満ちた独自の世界を確立し、権威ある賞を次々に受賞。そして2012年には、洋画分野で女性として初の恩賜賞·日本藝術院賞を受賞し、日本藝術院会員に就任しました。
暗色で力強く描かれた初期の作品や、寂寥感漂う異国の風景、エネルギッシュで時に妖艶な花、現地で出会った強い眼差しの女性像など。本展は、池口の旅の軌跡そのものです。かつての旅愁に満ちた豊かな世界をどうぞご堪能ください。