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美術愛住館

160-0005
東京都新宿区愛住町2-5
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TEL 03-6709-8895
OPEN 11:00-17:00
(入館は16:30まで)
CLOSED 月曜日・火曜日
展示替え期間
冬季・夏季休館日別途設定

過去展覧会

  • 蘇る日々 静かに時は流れ 小杉小二郎展
    2020年1月30日(木)~4月12日(日)
    ※但し、2/11・24は開館
     小杉小二郎(1944~)は、長きにわたるフランス滞在を経て独自の画風を築いた、日本の画壇において独創的かつ個性豊かな洋画家の一人です。画家・小杉放菴を祖父に、美術史家の小杉一雄を父に、工業デザイナーの小杉二郎を叔父に持つ小杉小二郎は、幼い頃から絵に親しみ、一度はデザインの道へ進みます。24歳の時に本格的に画家を志し、画家・中川一政に師事。師に伴ってフランスへ旅行後、同年、単身にて渡仏しました。
     現地の風土に馴染みながら、身近にある花や人形や水差し、骨董品などをモチーフにした静物画、パリの街角、駅や空港、運河などの風景を描いています。その表現は、古びた瓶に生命を吹き込み、パリの街中を静寂さで包み込む、大人のためのメルヘンをリリカルに描く小杉小二郎の絵画世界でもあります。
     冷たく無機的なものにも、なぜか人の温もりを感じさせる、穏やかで瀟洒な表現は、日本とフランスの両国において高い評価を得てきました。
     本展では、小杉小二郎が描く静物画や風景画の中でも代表的な絵画23点と、オイルオンペーパー9点、そして遊び心あふれるオブジェ3点を展示いたします。
     包み込まれるような深い色に彩られ、どこか懐かしさのある玩具や人形たち、そして謎めいた魅力のある風景の数々をどうぞお楽しみください。

    作家情報
    小杉 小二郎(1944~)
     東京都滝野川区(現・北区)生まれ。祖父であり画家・小杉放菴に墨絵の手ほどきを受け、幼い頃から絵に親しむ。1970年に画家・中川一政に伴って渡仏。以後約30年間に渡ってフランスに滞在し、旺盛な制作を続ける。1981年にはパリのサロン・デ・ボザールに《静物》を出品し、フラマン賞を受賞。2006年には《月・追憶》で第29回損保ジャパン東郷青児美術館大賞を受賞するなど、国内外で多数の権威ある賞を受賞。現在、無所属で制作を続けている。

    インフォメーション
    会期   :2020年1月30日(日)―4月12日(日)
    会場   :美術愛住館
    開館時間 :11:00~18:00(入館は17:30まで)
    休館日  :月曜日・火曜日・2/8(但し、10/14・22、11/4は開館)
    入館料  :一般=600円 学生(学生証提示)=400円
          ※団体(10名以上)は100円割引

    イベント
    ―関連イベント―
    2月22日(土)14:00~15:00
    作家によるギャラリートーク
    対談:中沢義則(日本経済新聞社編集局文化部編集委員)

    3月8日(日)、29日(日)両日14:00~14:30
    学芸員によるギャラリートーク