展覧会
イベント
ご利用案内
アクセス
愛住館について
トップページ
イベントレポート
美術愛住館
〒
160-0005
東京都新宿区愛住町2-5
アクセスはこちら
TEL
03-6709-8895
OPEN
11:00-17:00
(入館は16:30まで)
CLOSED
月~木(「呼応する / Koō-suru」期間中)
展示替え期間
冬季・夏季休館日別途設定
イベントレポート
堺屋太一による連続講演会
第六回「万国博覧会はオール木造で」
2018年11月10日(土)15:00~16:00
今回の「万国博覧会展」開催に際して行った特別企画「万国博覧会に想う」作文募集の受賞作品10点が決定いたしました。大阪万博や外国で行われた万博での思い出や、2025年の万博に期待することなどを、自由に綴っていただきました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
さて今回の講演会では、ご応募いただいた作文の中の「次回の万博はオール木造で」という提案について、堺屋がコメントしました。
長い歴史を持つ木造建築は、日本の建築を語る上で欠かすことはできません。法隆寺や東大寺などの歴史的建造物を見ても、木造は自然と調和した優れた工法であることが分かります。現代ではさらにその技術が発展し、再び注目を集めています。
堺屋は、木造こそ日本の「生成りの文化」に相応しく、林業の衰退を防ぐためにももっと活用すべきだと説きます。万国博覧会のパビリオンをすべて木造にすれば、日本の伝統的な側面を示しつつも、新規性のある会場になるはずです。また堺屋は、木材をリサイクルする日本の伝統を根拠に、木造パビリオンの再利用も提案しました。万博が終わってもパビリオンを他の用途で使ったり、移築したりできれば、形あるものとして万博を後世に残せることでしょう。
万国博覧会は楽しみと夢に満ちています。いよいよ開催地決定が間近となりました。期待に胸が膨らみます。
次回、第七回目の講演会は11月25日(日)です。この日が展覧会の最終日でもありますので、是非お越しください。
作文募集の受賞作品はエントランスにて展示しています
1階展示室の様子