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美術愛住館

160-0005
東京都新宿区愛住町2-5
アクセスはこちら
TEL 03-6709-8895
OPEN 11:00-17:00
(入館は16:30まで)
CLOSED 月曜日・火曜日
展示替え期間
冬季・夏季休館日別途設定

愛住館について

美術愛住館によせて

 東京、四谷三丁目に近い愛住町に開いた小さな美術館。私と妻の洋画家・池口史子が20年暮らしたビルを美術館に改装したもので、「美術愛住館」と名付けました。
 時には妻、史子の多彩な作風による絵画展や同時代の優れた具象作家の作品展を、また時には私、堺屋太一の著作関連や万国博の企画の足跡を辿る展覧会を行いたいと考えています。
 ″美しく楽しい催し″が繰り広げられるようご支援ください。
(一般財団法人堺屋記念財団理事長)
 かつて東京国立近代美術館で日常業務の傍ら、マチス、ピカソ、松本竣介、ゴーギャン、ルドン、手塚治虫等の大規模な回顧展、「メタファーとシンボル」等の現代美術展を手掛けた私でしたが、そのさまざまな軋轢の中で「どうも日本の美術館は大きすぎる」と思うようになりました。8年間館長を勤めさせていただいた府中市美術館でも私には大きすぎました。
 今の私たちに必要なのは広場の一隅に自然に生えた一本の若木のような、等身大の美術館であり、これこそは美術愛住館に私が抱いている、もっとも美しいイメージです。どうかご理解、ご支援のほどよろしくお願い致します。
(美術愛住館館長)
 四谷界隈は東京にはめずらしく昔からの地名が残っている。三十数年前愛住町に越してきた時、地名の妙に艶やかな名前に自然とこの建物を「愛住館」と命名した。それから二十年、私たち夫婦はこの地に暮らした。都会の喧騒の中、愛住館に入ると別世界のような静寂が漂う。特に四階のアトリエは、広くはないが格別な美しい光が差し込む。孤立したような空間で描く絵は、少しずつ少しずつ画壇で認められるようになった。忙しくなる中、描くことの喜びと苦しみを繰り返し、作画に没頭した。

 今の住まいに引っ越しをする日が決まってから急に愛住館に愛着が湧いた。「また帰ってくるからネ」と後ろ髪を引かれる思いでこの館を後にした。

 その愛住館が「美術愛住館」として生まれ変わる。この小さな建物が私達二人の夢を実現してくれるのだ。

 照れ屋の私は、常に自分の絵を見られる状況になるのは恥ずかしい。当初、美術館構想とは反対に主人の記念館をと願った。お互い譲り合いながら、とりあえず私の発表の場として出発する。いずれ二人の記念館になるようにと思っている。

 「美術愛住館」の名前のように皆様から愛される美術館になることを願っている。
(洋画家)

施設概要

1F
2F
3F
所在地 東京都新宿区愛住町2-5
構 造 鉄筋コンクリート造り地上4階建て(1984年竣工)
設計施工 大林組   設計指導 安藤忠雄
敷地面積 350.66㎡  延床面積 579.22㎡
展 示 室 1階 93.14㎡(約28坪) 2階 76.39㎡(約23坪) 3階 47.54㎡(約14坪)
展示壁面 1階 35.5m 2階 31.3m 3階16.7m
天 井 高 1階 2.5m(吹抜け部分5m) 2階 2.45m 3階2.4m
展示室設計 スタジオ建築計画(建築家:元倉眞琴)